賃貸住宅のカビで困ったら防カビ工事を
mold-in-rental-housing
賃貸住宅業界におけるカビ処理は、入居者の健康被害や建物の損傷を防ぐために非常に重要な課題です。カビは壁紙や下地を侵すだけでなく、アレルギーや呼吸器疾患などの健康リスクを高めるため、大家さん・管理会社・不動産会社にとっても避けては通れない問題です。
弊社プレモは、20年にわたる防カビ工事の経験と実績をもとに、工事業者・不動産会社・管理会社、そして大家さんと相談しながら、賃貸住宅におけるカビ再発防止工事を行ってまいりました。
賃貸住宅でカビにお困りの際は、埼玉(上尾市の事務所から片道30km圏内)を中心に、東京・千葉・神奈川の一部地域に対応しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
※なお、エアコン・ユニットバス・窓・アルミサッシ・畳・カーペットのカビには対応しておりません。
賃貸住宅業界が防カビ工事を採用するメリット
賃貸住宅で防カビ工事を採用するケースはまだ稀です。多くの場合は社内スタッフや協力業者に依頼し、「建材を交換すれば解決できる」と考えてしまう傾向があります。
しかし、建材交換だけでは解決できないカビも多く、入居者からのクレームや短期間でのカビ再発につながる事例も少なくありません。
そこで、プレモの防カビ工事を採用することで、次のようなメリットを得ることができます。
・解体せずにカビ防止が可能(解体できない場所でも有効寸法があれば対応可能)
・目に見えるカビがなくても「カビ臭い部屋」に対応できる
・原状回復工事後に再発するカビへの対策が可能
・多様な建材に対応可能(壁紙・石膏ボード・コンクリート・化粧ボード・塗装・ベニアなど幅広く施工可能です)※カビに関してはプレモ一社で完結します。
カビは見た目だけの問題ではなく、入居者の健康被害や早期退去にもつながるため、入退去時のリスク管理としても防カビ工事は有効です。
賃貸住宅の入退去後のカビでお困りの際は、埼玉(上尾市の事務所から片道30km)を中心に、東京・千葉の一部地域に対応しております。お気軽にお問い合わせください。
賃貸住宅の困ったカビとは
賃貸住宅業界では、カビが発生すると建材交換での対応が一般的です。
しかし、交換できない建材も多く、また再発を繰り返すケースも少なくありません。
賃貸住宅でよく見られる「困ったカビ」には次のようなものがあります。
・交換できないコンクリートの下地に発生するカビ
・入居からわずか6ヵ月以内に発生するカビ
・退去のたびに繰り返し発生するカビ
・結露が酷く、防カビ工事だけでは抑えきれないケース(別途結露対策工事が必要)
・雨漏りや漏水事故のあとに広がるカビ
・ 再発を繰り返す押入れのベニアカビ
こうした「困ったカビ」こそ、防カビ工事の出番です。賃貸住宅にとって、再発を防ぐ防カビ工事は欠かせない対策だと考えています。
カビクレームを防ぐために、ぜひご相談ください。
埼玉(上尾市の事務所から片道30km)を中心に、東京・千葉の一部地域に対応いたします。ワンルームの場合は入居中の対応は取りやめています。退去後の防カビ工事をおすすめしています。※脇に入居者が居る中での防カビ工事は、大量のカビ胞子が舞う可能性がありますので危険です。
よくあるカビ対応の誤解(パテ処理によるカビ隠し)
賃貸住宅の現場では、カビが発生すると「とりあえず隠してしまおう」と考えるケースが少なくありません。特に壁紙を張り替える際に、下地のカビをしっかり除去せず、パテ処理でカビを覆い隠す方法がよく見受けられます。
📸写真は、パテによるカビ隠しです。パテが浮いているので剥がしてみたらカビが発生していました。パテは凹みを改善するために塗るものなのですが、凹みがない場所に不自然なパテが賃貸では塗られていることが目に付きます。
しかし、この方法では一時的にカビが見えなくなるだけで、根本的な解決にはなりません。パテの下ではカビが生き続け、湿気や結露の条件が揃えば、再び表面に浮き出してきます。場合によっては、以前よりも広範囲に再発し、入居者からクレームにつながることもあります。
最近は、パテ処理前にアルコール系製品を塗布した後に、パテ隠しを行うようですが、アルコールはカビに対し効果が弱いので、カビを拡げることになりかねません。またパテは壁紙(クロス)の付きが良くないので、なるべくなら塗るのは少なめにするべきでしょう。
プレモでは、見た目をごまかすだけの「カビ隠し」は行いません。必ず下地のカビを除去し、防カビ施工を行った上で仕上げ工事をしています。これにより、再発のリスクを大幅に減らし、入居者に安心して住んでいただける環境を提供することができます。
カビは「隠す」のではなく「止める」ことが重要です。
防カビ工事は隠すのではなく、再発を防ぐための施工です。
補足:断熱とカビの関係
賃貸住宅のカビには、結露を伴うケースが多く見られます。断熱材の不足や直張り工法など構造上の問題が影響していることもあります。
ただし、断熱リフォームは大掛かりな工事となるため、賃貸住宅では現実的ではありません。そのため、弊社ではまず「防カビ工事」で入居者の安心と健康を守ることを優先しています。
さらに補足すると、結露が一番激しいのは
1. コンクリート直張り壁紙
2. 腰窓や出窓周辺
3. 玄関ドア周辺
であり、弊社は特に コンクリート直張り壁紙の結露抑止 に力を入れています。
あわせてご覧ください:壁紙コンクリート下地の結露対策工事(防カビ結露対策工事)
冬から春にかけて分譲マンションや賃貸住宅で多い「壁紙直張りコンクリート下地の結露カビ」を抑える工事をご紹介しています。