賃貸オーナー様や管理会社様の考え
■「カビが発生しているのは入居者の住み方が悪い!」
■「冬でも窓を開けて換気して下さい!」
■「暖房器具を使わずエアコンだけで暖房して下さい」
■「結露を放置しないで下さい」
築年数の経過した賃貸物件の問題点
築年数の経過した賃貸物件は結露やカビ発生の
問題を多く抱えています。
・窓が結露するのは、窓ガラス及びアルミ枠の
熱伝導が高い為断熱効果が無い。
・壁天井が結露するのは、断熱不良(断熱材が
入っていないもしくは申し訳ない程度の断熱材
しか入っていない)が原因になります。
賃貸マンションではコンクリート直張りのクロス
が非常に目立ちます。
・押入れやクローゼットの外壁側壁の裏は断熱材
が無いケースがほとんど。
・玄関ドアや玄関ドア枠が激しく濡れるのは熱伝導
率の高い素材を利用している証になります。
・換気は窓を開ける事しか方法が無い。
※キッチン換気扇も小さく古い上に、コンクリート
直貼りのクロスに覆われている為、壁天井が
結露し放題の賃貸マンションも少なくありません。
・鉄骨ALC造の賃貸マンションは外壁からの
雨漏り事故に注意が必要です。
鉄骨ALC造の賃貸マンションで築20年以上経過
しているなら壁内の断熱材が入っていないことが多く
室内の結露発生の要因になります。
築年数の経過した賃貸物件は、建設時のイニシャル
コストを抑えて建てられているので、結露・カビ対策
はほとんどされていません。
入居者の住み方の問題点
賃貸生活を快適に過ごせるようにする為には
自分勝手な生活をしてはいけません。
・冬〜春にかけて部屋を暖め過ぎる。
(温度湿度の設定を上げ過ぎる)
・掃除を怠り、部屋の四隅にホコリが
溜まっている生活は良くありません。
ホコリはカビの栄養素となり、カビ胞子を
運ぶ役割があります。
・フローリングや畳に、万年床をし続け
てはいけません。
・換気不十分な生活をし続けてはいけません。
・窓を塞ぐように家具を置き続けたり
収納スペースが無いからと言って家具を多く
外壁壁側に置き続ける行為は良くありません。
現状では賃貸オーナー様や管理会社様と
入居者の間ではカビ発生に対する温度差
がかなりあります。
築年数の経過した賃貸物件に住む場合は
結露・カビ対策をある程度入居者自身が注
意しながら行わないといけません。
入居している部屋にカビやカビ臭が発生したら管理会社様
や賃貸オーナー様に即時報告しましょう。
※善管注意義務違反を問われることがありますので。
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